ハイクの日に寄せて
いつも当たり前のように側にあったものがある日消滅し、はじめて自分にとってその存在がとても大きかったことを知る。
そこは知らず知らず私の大切な居場所になっていた。不安な時も、真夜中目が覚めてしまった時も、そこにいけば見知った誰かがいた。
知らない世界の人々に対し何か発信したくはないけど、誰かに聞いてほしかった。
そこにいる人はみんな仲間で、だからその人が悲しいと私も悲しく、嬉しいと私も嬉しかった。
時が流れて記憶が薄らぐことはあっても、それはいつまでも、私の心の中で優しく優しく香り続ける。